先日、大学であった門倉貴史さんの講演、
「世界の流れを変えるBRICs経済~新興経済大国の挑戦~」に行ってきました。 以下に内容をかいつまんで載せたいと思います。 BRICs経済の成長を支える5つのエンジン ①豊富な天然資源 ②労働力人口の増加・・・経済成長していないときには足かせとなる人口成長ですが、 BRICs各国はマクロ経済が軌道にのっているため、 大きな成長要因となっている。 ③外資の積極導入・・・中国:1978年、鄧小平が進める。 インド:2004年バン・モハン・シン政権が外資導入に積極的。 ④中産階級の台頭・・・インドでは年収20万円を超える人を中産階級と定義しているそう ですが、これが3億人に達しているそうです。 ⑤政情の安定・・・外資進出の際には重要ファクター これらがそろっているから高い成長が可能だといっておられます。 これをもとに、BRICsの次に台頭してくるだろう新興国がVISTAだそうです。 V・・・ベトナム: 最も注目 1985年ドイモイ政策で市場経済化を進め、 その成果が今現れてきている。中国沿岸部の人件費が上 がってきていることからチャイナ・プラスワンとしても注目。 I ・・・インドネシア:アジア金融危機で遅れをとるが挽回中。 S・・・南アフリカ: 2番目に注目 鉱物資源豊富でロシアに近い発展パターン 黒人の中から中産階級が生まれ消費が活発 2010年のワールドカップに向けたインフラ投資 T・・・トルコ: 人件費安く、EU市場に近いので投資が活発におきている。 中東に近いため、オイルマネーの恩恵受ける。 A・・・アルゼンチン:IMFの支援により成長up 再び中産階級の層が厚くなり、個人消費の伸びが顕著 ということでした。BRICsほど世界経済に大きなインパクトは与えませんが、 成長のスピードが速く、順調に発展していくのではと言っておられました。 さて、BRICs諸国ですが、経済規模が大きいので、 2017年には中国が、2028年にはインドが、さらに2041年にはブラジルが、 日本のGDP総額に追いつくと予測されています。 まぁ、でもこれは仕方のないことでしょう。人口規模がちがいますから。 ただし、一人当たりGDPでみるとまだまだ先進国には追いつかないので、 BRICs諸国の国民が真の豊かさを実感するのはずっと先になるでしょうということでした。 ロシアは人口が急減しているのでGDP総額で日本を追い越すことはないそうです。 最近ロシアは資源外交を推し進めています。 特にEUのほうに目を向けている東欧諸国をけん制するかのように。 この問題がEU-ロシア間の関係悪化につながるのではないか、と心配です。 BRICsに続く国として、ゴールドマンサックスがNext-11を挙げています。 ベトナム、パキスタン、ナイジェリア、バングラデシュ、インドネシア、エジプト、 フィリピン、トルコ、イラン、韓国、メキシコだそうです。 けれども、門倉さんはこれに否定的でした。 1、韓国とメキシコ・・・すでに先進国でしょう。と。 2、ナイジェリア、イラン・・・原油・天然ガス頼みで内需が伸びていない。政情も不安定。 →高い成長を中長期的に維持するのは難しいのでは? 3、バングラデシュ・・・1人あたりGDPが最も低い最貧国にランクされている。 →まだ新興市場という段階ではないのでは? ということでした。ふむふむ。 これらをふまえて、日本企業はBRICs市場でこれからどういう戦略をとるべきか? ということを最後に書きたいと思います。 韓国は1997年のアジア金融危機以来、先進国があまり注目していないBRICs諸国を ターゲットとし、成功を収めています。その成功要因として、 ①中産階級のなかでもlower-middleをねらう →低価格戦略 ②広告宣伝費を惜しみなく投入 →しかし、製品価格に上乗せはしない ③消費者ニーズを徹底分析 →その国仕様にアレンジして販売 があげられるそうです。 これを参考にして、日本のとるべき戦略は、 ①広告宣伝費の増加 ②ターゲットはupper-middleと富裕層 ex インドにて・・・ホンダのシビック 200万円と高いが(70万円が大体の相場)富裕層が購入 ということでした。 淡々とグラフを多用しながらのプレゼンで、聞きやすかったです。 門倉さん、有意義な時間をありがとうございました。 #
by eri-_-eri
| 2007-02-04 03:52
| つれづれ日記
何年ぶりかに豆まきをしました!
ベランダから投げたので、誰かに当たっちゃったかもしれませんが、 節分ということでww 京都では節分の日に、巻き寿司を食べます。 太巻きを1人1本づつ。 福を巻き込むという意味と、縁を切らないという意味で食べるそうです。 恵方を向いて、運が逃げないように無言で(笑)食べます。 もともとは、大阪の花町での風習だったらしいのですが、 それから関西にも広まったようです。 また一歩京都人に近づきました♪ #
by eri-_-eri
| 2007-02-04 02:04
| つれづれ日記
先日京都で開かれた、外務省タウンミーティング「学生と語る」に参加してきました。
その日はテストと重なっていて、途中参加したのですが、 良くも悪くも、外務省の一面が見られたのかなと思います。 私は分科会のテーマにあまり詳しくない「中東和平」を選んだので、 おっかなびっくりで臨んだのですが、 学生とのディスカッションかと思いきや、終了時刻10分前まで職員のプレゼン・・・ その後質問タイムで、それが終わるとアンケートをお願いします、 と言い残して職員の方は、部屋を出て行かれました。 う~ん。これでいいのか??・・・ なんか、中東の勉強会に参加した気分でした。 プレゼンの内容は、専門家とあって、大変詳しく丁寧で、 外交の現場にいらっしゃる方ならではの話だなぁ、というものでした。 歴史的な話から始まり、現在の状況、ハマスの台頭やイランの影響力拡大など、 バランスがよく、中東に関してだいぶ詳しくなりました。 けれども、ホームページの宣伝には、 「リラックスした雰囲気で外務省職員と語り合うチャンスです。」 と書かれているのに、リラックスどころか語り合う機会はなかったなぁ・・・ まぁ、アンケートにこの旨を書いておいたので、次回は改善されていることを願いましょう。 しかし、実際に外交の現場にたって仕事をするというのは、 日本国を代表するという大きな責任があるけれども、 ある国を深く理解し、その国のために、あるいは日本のために、 知恵を働かせ、行動するというのは大変やりがいがある仕事だなと、感じました。 #
by eri-_-eri
| 2007-01-28 00:39
| つれづれ日記
仁和寺にある法師、
年寄るまで石清水を拝まざりければ、心うく覚えて、 ある時思ひ立ちて、ただひとり、徒歩より詣でけり。 極楽寺・高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。 さて、かたへの人にあひて、 年ごろ思ひつること、果しはべりぬ。 聞きしにも過ぎて尊くこそおはしけれ。 そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、 ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、 山までは見ずとぞ言ひける。 少しのことにも、先達はあらまほしき事なり。 みなさん、このお話ご存知ですか? 古典の授業でおそらく習ったお話かと思います。 仁和寺のお坊さんが念願かなって岩清水八幡宮に参拝しに行くんですが、 本殿が山の上にあるとはつゆ知らず、 ふもとの極楽寺・高良神社などだけを拝んで帰っちゃうんですね。 なんでみんな山に登っていくんやろなぁ、なんかあんのかなぁ、 と思うんですが、神に参りに来たことが目的やったんたし、まぁええか、と。 マヌケなお坊さんですね~(笑) でも私はこの話が好きで、(兼好法師の嫌味なコメントも◎) ずっと頭に残ってたんですね。 で、私もせっかく京都にいるので、岩清水八幡宮に行ってきましたー! じゃん。 ・・・ 修理中やんけ・・・ まぁまぁまぁ。こういうところです。 さらーに! なんやねんそれ!とつっこみたくなるエピソードもあるのですが、 それを全世界に公表するとばちが当たるかもしれないので、(笑) 聞きたい人は、個人的に♪ #
by eri-_-eri
| 2007-01-22 01:47
| つれづれ日記
折り紙でバラを作ってみました。
ちいさくて見えにくいかもしれませんが、一枚の折り紙でできています。 中国人の友達に教えてもらいました。 なかなかきれいでしょ? 作ってみたい人は、よろこんで教えるよん♪ 要 空間把握能力&根性 (笑) #
by eri-_-eri
| 2007-01-22 01:14
| つれづれ日記
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